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診療科目
泌尿器科
性感染症
排尿症状
ED(勃起障害)
男性更年期障害
包茎
血尿
主な診療内容
性感染症
①尿道炎
a.淋菌性尿道炎
性交後1週間以内に発症することが多く、尿道から濃い膿の分泌があります。
排尿の痛みを感じるものが多く、ほとんどの内服薬には耐性を示し、点滴治療が有効です。
1日の点滴治療で90%治癒します。
b.クラミジア性尿道炎
軽度の分泌物と軽度の尿道の痒み・灼熱感などの症状が持続して気づかないこともあります。
内服の抗生剤で治療します。
c.マイコプラズマ/ウレアプラズマ性尿道炎
まだ保険診療で検査することができませんが、
クラミジアと同じ症状で内服の抗生剤で治療します。
尿道炎は、Oral sexでも感染しますので注意してください。
②性器へのウイルス感染症
a.性器ヘルペスGH
初発型と再発型があり、陰部の皮膚に疼痛を伴う水泡が出現します。
早期の内服治療を行います。再発性で頻度が多い場合再発抑制療法として毎日の予防薬を服用します。
b.尖圭コンジローマ
HPVirus感染で、包皮や亀頭、尿道、肛門にまでイボを形成し増大傾向を示します。
クリームや外科切除を行います。
③全身の感染症
a.梅毒:Ⅰ期
無痛性の陰茎の皮膚症状とソケイ部リンパ節腫脹があります。
皮膚所見も多彩な症状を呈します。
血液検査で診断し、抗生剤で治療します。
b.HIV
日本では検査を受ける方が増えず、エイズ発症してから診断のつく
“いきなりエイズ”患者さんが多く残念です。
HIV感染の段階で発見できれば、エイズ発症させない治療法が進んでおります。
排尿症状
①前立腺肥大症
男性が50歳を超えると徐々に尿の勢いが低下し、夜間尿でおきるようになります。
内服薬でまずは治療して、症状が改善されない場合手術の相談となります。
また、PSA採血の前立腺がん検診はぜひ受けていただきたいと思います。
②過活動膀胱
急に尿意を催し我慢が難しくなり時に漏れることもある頻尿症候群です。
過活動膀胱の薬は多くの治験が行われ優れた薬剤が出てきました。
ぜひとも内服治療を試してください。
③腹圧性尿失禁
咳・くしゃみや階段の昇降などの腹圧のかかった時に尿が漏れる病態で、
骨盤底の筋肉トレーニングや、薬物療法、大学病院で行うメッシュを使った手術をご紹介します。
ED(勃起障害)
①勃起障害
20歳代でもメンタル的に「まただめかなぁ・・」って思うだけでも起こります。
加齢とともに発生頻度は高くなります。
性機能は男性機能を表し、ぜひとも治療を行い性的活動を取り戻してください。
バイアグラ・レビトラ・シアリスのPDE5阻害剤の有効性と安全性は確立されています。
恥ずかしがらずにご相談下さい。
男性更年期障害
男性ホルモン(テストステロン)は、20歳代をピークに徐々に低下してきます。
ある一定の値を下回ると更年期障害の症状を呈してきます。
抑うつ状態やほてり、のぼせ、物事の興味の低下などは女性の更年期障害と同様の症状ですが、
男性更年期障害には、勃起不全や性欲の低下などの性機能低下が診断基準となります。
AMLスコアという問診票と血液検査のフリーテストステロンの測定で診断します。
内服や漢方薬を用い、男性ホルモンの注射による補充療法を行います。
包茎
a.小児の包茎
1歳を超えて亀頭が全く見えない真性包茎の子は、小学校就学前に処置をすることを勧めます。
自宅で2-3週間、包皮に軟膏を塗って包皮を広げる体操をします。
多くの子供たちがこれで改善します。(中にはOPの必要な真性包茎もあります。)
b.大人の包茎
大人では、真性包茎と陥頓包茎が保険適応下の手術となります。
一般的に仮性包茎で勃起時に亀頭の露出が可能で普段から清潔に保てるかたはOPは不要です。
難治性の亀頭包皮炎(亀裂がはいるような)にはOPを行っています。
血尿
a.尿路悪性腫瘍
腎がん・腎盂がん・尿管がん・膀胱がん・時に前立腺がんのときに肉眼的血尿があり、否定診断が必要です。
b.尿路結石
背中や横腹の疼痛を伴うことがおおいですが、結石も検査が必要です。
原因不明の血尿も多くあります。
膀胱内視鏡検査は、疼痛を伴いますので相談の上、睡眠導入の点滴を使いながら検査をします。